「瘀血」とは
東洋医学では、あらゆる体調不良の根本的な原因に「瘀血(おけつ)」があると考えます。
「瘀血」とは 毛細血管や臓器の微少血管網に血液が滞留し、血流が阻害されている状態のことです。
瘀血は血が滞っている状態なので、酸素や栄養が細胞に届かなくなるため、痛みや体調不良、病気を引き起こします。
かっさで擦るということは、血管にマッサージをするというイメージです。
血管周辺の毒素がカラダの表面に浮き上がってきます。
身体に浮き上がる赤い痕、これを痧(シャ・またはサ)と呼びます。
かっさは毛細血管を傷つけることで滞った血の巡りを排出し、身体を正常化する施術です。
瘀血が溜まっているところから赤~暗紫の色(痧)が出てきます。
(色が出るのは瘀血が溜まっているところだけです)
「かっさ(刮莎)」とは
2500年前から中国で行われてきた民間療法です。現在は東洋医学の治療法の1つとして使われています。
「刮(かつ)」はけずるという意味で
「痧(さ)」は滞って動けなくなっている血液のことをさします。
専用のかっさプレートを使って皮膚の経絡や反射区を擦って刺激することで、毛細血管に圧を加えて血液の毒を肌表面に押し出し、氣血の通り道である経絡の滞っている“つまり”を取り、流れを良くします。東洋医学的なデトックスであるといえます。
かっさを施すと、全身の経絡や反射区を刺激して血液の循環を促し、余分な老廃物や毒素、滞っている血液やリンパを流します。そのため、身体のむくみを解消でき、新陳代謝を促進し、冷え性を改善し風邪をひきにくい体にしてくれます。
また、毛穴を開くことで邪気出し作用もあり、他にはないスッキリ感を感じることが出来ます。
瘀血・痧は施術後、時間と共に体内の代謝細胞が働き、尿や便と一緒に排出されます。
消えていく時間は3日~10日。繰り返し行えばどんどん早くなります。
※免疫機能が低下している場合は、消えるのに時間がかかることがございます。
「カッピング」とは
カッピングは「吸い玉療法」とも呼ばれ、西欧では紀元前3000年頃にはすでに行われていた記録があり、東洋・西洋関係なく世界中で使われてきた治療方法のひとつです。
素晴らしい効果を発揮するので瞬く間に世界中に広まり、現代の日本でもスポーツ選手が身体のメンテナンスにカッピングも用いたり、海外ではオリンピック選手やハリウッド女優にも愛好家がいます。
さまざまな要因から血行不良になると筋肉のこりや痛みが発症しますが、その部分は循環が悪くなるので筋組織がヒフに癒着してしまい、柔軟性がなくなりがちがちに固まってしまします。そんな箇所に専用のカップをつかって「吸う刺激」で癒着をゆるめて不調を改善していきます。

主に下記のような効果が期待できます。
- 首・肩・背中のコリ改善
- むくみ改善
- 新陳代謝がアップすることによる免疫力の向上
- 血行促進、血流の改善
- 冷え性の改善
- お肌のターンオーバーが正常化することによる美肌効果
- 自立神経を整える
- 老廃物が排出されることによるダイエット効果
- 筋膜リリース
施術例





痛み・副作用について
- 施術は、気持ちが良いと感じる方、場所によって痛みを感じる方、様々です。
ご様子を伺いながら無理なく行います。施術後に痛みは残りません。 - 赤い色は3日~7日程度で消え、痕に残ることはありません。
- 毛細血管を刺激して邪気を出すことにより、詰まりを解消し、本来の働きができるようになります。
- 施術後に疲れが出ることがあります。ゆっくりお休みになると、身体がリセットされたようにスッキリします。
施術後は水分をたくさん摂り、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることをお勧めします。
かっさ&カッピングメニュー


初回 かっさ施術
初回はまず問診票にご記入いただき、お身体の痛み、お悩みを伺います。
そして、首→肩→背中の順にかっさを施します。
所用時間 約60分
¥5,000

2回目以降 かっさ施術
首→肩→背中のかっさ施術
所用時間 約30~40分
¥5,000

オプション カッピング施術
かっさにプラスしてカッピングをオプションで
追加します。
背中、太ももからふくらはぎにかけて
カッピングを施します。
所用時間 約40分
¥3,000